魔女裁判(Part1)

 売国行為というと、特定アジアの主張を鵜呑みして土下座したり、防衛能力を0にして他国からの侵略を容易にする行為ばかりが脚光を浴びているが、ネクストなんちゃらというチラシの裏に書いた方がいいようなお遊び政治ごっこをしている民主党がこの度、まれに見るバカ女」で有名な国賊・岡崎トミ子氏ら旧社会党議員、壮烈な自爆を行った菅元代表など以外にも売国奴として尤も大切な「馬鹿」という資質を多分に持った議員を多数用意していることをアピールした。
 この行為の素晴らしさは21世紀にもなって、なんと!魔女狩りをして宗教裁判をしようという、まさに平和念仏カルト教団でなければ思いつかないような恐怖政治的手法である。
 しかも、旧社会党員を多数擁しているだけあって、売国奴として伝統的な批判のための批判、無責任、詭弁、ゲスの勘ぐりなどの要素も取り込んである素晴らしさであり、他新聞は兎も角、國賊新聞では今回の快挙に賞賛を惜しまない。
 しかし、さらに素晴らしいのは、ドサクサに紛れてなのか『北朝鮮人権擁護法案』を提出していることである。
 国民がメール偽装に目を奪われている間に、この法案を提出したとしたら、相当高度な作戦であるが、馬鹿なだけに偶然であろう。
 しかし、これら一連の行為は国益を著しく損なう売国行為であることは評価を待たないであろう。

 まず、前ライブドア社長・堀江氏が自民党幹事長の次男に対して3000万円を振り込んだとするメールであるが、パソコンどころか古ぼけたワープロでも作成できる紙切れ1枚で、その真偽の証拠を示すことなく「本物だ」などと強弁するという目眩がしそうな馬鹿さは売国主義者として立派すぎるレベルである。
 しかも、それがほぼ偽物とわかって来た時点においても、この(チラシの裏ではなく、一応白い紙に印刷はしてある)紙切れ1枚を持って、国政調査とセットにしろと要求している。
 言うまでもなく、捏造した紙切れを元にこのような要求ができるなら、中世の魔女裁判のようなことが可能になるわけで、“悪魔の証明”のような手法を用いて民主主義への挑戦をしようという態度は、まさに「南京大虐殺が無かったことを証明しろ」というのと同じ論法で、彼らが中世の遺物以下の存在であることを顕している。
 これはさんざん、ネット上でも論じられていることなので細かくは触れないが、「政権交代が必要」だということを意味もなく絶叫していた前代表の岡田氏の主張が目的のために手段を選ばないテロリストの論理であったことを再確認するものであった。
 法治国家であれば、犯罪事実については検察官が挙証責任を負うことになるのであって、(いい加減なガセネタで)疑惑をかけられた武部幹事長およびその次男には、無罪を立証する義務は無く、民主党が疑惑が事実であることを立証する責任がある。
 武部幹事長が「銀行口座を明かせば、銀行まで一緒に行く」とあれだけ堂々と言った以上、口座番号を突きつければ、事実が即座に解明されるはずなのに、「はじめてのお使い」もできない幼稚な政治家はそれすらできていない。

 メールの信憑性が証明出来ないのに、「メール自体が本物はなくてもメールに書かれた内容、つまり、ある人物からある人物に送金の指示がなされ、その人物たちも特定され、送金元と送金先の金融機関、口座名、口座番号が特定されていることが明らかである」などという「確信」を持っているなどという屁理屈にもならないようなド阿呆なことで国民を騙そうというのが素晴らしい。これは、民主党の中では比較的正直な方であろう長島議員のブログであるから他は推して知るべしである。
 しかし、二、三流誌や一部TV局のコメンテーターでも、「メールが本物ではないにしろ、武部氏とライブドアに金のやりとりがあったに違いない」みたいな妄想に過ぎないレベルのものをまるで既成事実であるかのように書いている馬鹿者が居る。書く馬鹿が居ればそれを鵜呑みにする馬鹿も居る。これらはネット上を少し徘徊するだけでもわかり、民間人である武部氏次男は少なくともこれら単純馬鹿に「どうせ、自民党幹事長の倅なんだから銭もらっているんだろう」と思われることになる。
 前原代表は自民党を「闇」だとか「巨悪」だとするならその根拠を示すべきで、現時点では単なる中傷の域を出ておらず、墓穴をさらに深く深く掘るようなことをして党内に抱える旧社会党議員を喜ばせている。
 しかし、中古のワープロでも使えばあっという間にでっち上げられる、怪文書と言うのもおこがましいような紙切れを根拠に「国政調査権を発動しろ」などというのは魔女裁判でなければ、旧社会党系議員たちが嫌いなはずの「戦前の特高警察による弾圧」に等しい弾圧活動であるが、売国奴の特徴である二重基準をいかんなく発揮している点は大きく評価できる。


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