カンボジア・シンドローム


 その日、清美はカンボジア・トティエ山の土砂の採掘場に居た。
 あまりの暑さに汗をかき、化粧が落ちそうなのと生理前のモヤモヤでイライラしていたせいで、サディスティックな気分になっていた清美は、カンボジアの復興に汗みどろで立ち向かっていた自衛隊員の首筋に流れる汗を見ると、さらにサディスティックな気分になった。
 清美らは、何かイチャモンをつけようと、自衛隊員に向かって意地悪く聞いた。
 「土砂をそれだけ採って、環境への影響は?」
 自衛隊員はあまりに的外れな質問の意味が理解できず、「はっ?」と聞き返した。
 「ですから、雨が降って、土砂が水田に流れ込むなどにより、環境に悪影響があるでしょう。それは調査しているのですか?」清美は、40度の気温の中で作業する自衛隊員に対して、追い討ちをかけるように言った。
 この現場に居た人々の殆どは、思わず吐き気を催したが、自衛隊員は、「このクソ暑い中でちゃらちゃらと化粧したバカ女どもを相手にするのは言葉の無駄だ。任務を全うしよう」と、呆れた気分を抑えながら、偽善者を無視して作業を続ける事にした。
 サディスティックな昂揚感に水を差された形の清美は、自衛隊員の態度を見て何故か股間が疼き、苛立ちを覚えた。
 その苛立ちから、清美は無統制で団体行動もとれないピンク暴徒の配下の者たちと共に、自衛隊のタケオ基地の建物に勝手に入り、隊員個人のテントにまで入り込み、傍若無人の限りを尽くした。
 隊員個人のテントの中の男の匂いにすっかり昂奮した清美は、このところ内縁の夫である明とのセックスをしていなかったせいもあり、どうしようもないくらい股間の疼きを感じ、それがさらに清美をサディスティックな気分にさせていた。
 基地の駐車場で開かれた対話集会で、清美らは股間をムレムレにさせながら、「従軍慰安婦を派遣するという噂があるが」とか、「隊内でコンドームを配っているとか…。」などと三流週刊誌の記事や下衆の勘ぐりから得た情報を元に宣い、隊員の股間のイチモツを連想して、思わず舌なめずりしそうになりながらも、隊員を指差して「あなたのポケットにもあるのでしょう!」とヒステリックに叫んだ。
 清美は自衛隊員がそれをイチモツに被せて、女の上に圧し掛かかる姿を思い描いていた。


 「アキラ…」その夜、清美は自らの指を使って自分を慰めていた。
 最初は、内縁の夫である連合赤軍関係者の明のことを思って、下半身の亀裂に指を這わせていたが、次第にその手が昼間見た自衛隊員の手になり、指になって来た。
 内縁の夫・明の愛撫は丁寧だった。出版関係の仕事を営む明は赤軍関係者らしく、社会の前面に出ずに清美を表舞台に立たせ、自由自在に操るためにはまず、清美を性の奴隷にしようと、清美にクリニングスする時などは、陰核への愛撫は言うに及ばず、膣口に舌先を差し入れ、肛門を舐めまわし、さらに肛門にまで舌先を差し入れ、延々と1時間も愛撫することも珍しくなかった。
 清美は明によって自虐的快感を覚えるようになった。つまり、清美の自虐史観は、このマゾヒズムに端を発していると言ってよかった。
 清美は亀裂から溢れ出る蜜をたっぷりつけた指先で、陰核をなぞった。
 陰核から尾てい骨、さらに背骨を通って、延髄に電流が走るような快感を覚えた清美は、昼間見た隊員が汗まみれで自分を犯す姿を想像した。

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 清美は膣内に中指を挿入した。「あぁ…」清美は思わず声をあげ、背中をのけぞらせた。
 中指を折り曲げ、膣壁をこするようにすると快感が倍増し、独りでに腰をくねらせた。
 たまらず、清美はもう1本の指を挿入した。
 2本の指で膣内をこねくりまわすと、蜜液が次々に溢れ出てシーツを濡らしたが、清美は構わず激しく指を使った。
 清美は、どちらかというと陰核より膣で快感を感じるタイプだった。
 昼間の自衛隊員が自分の上に圧し掛かり、激しく腰を使う様を連想しながら、膣内をこねくりまわし、ケモノのようなよがり声をあげて悶えた。
 清美は四つん這いになると尻を突き出し、指の動きと共に激しく腰を動かした。
 グチョッ、グチョッという淫らな音を立てながら、清美は頭の中で、自衛隊員に後ろから犯されている自分を妄想していた。
 清美が激しく腰を使うと溢れ出た蜜液が、指先を伝わってポトポトとシーツに落ちた。
 「おぅっ!おぅっ!」清美はケモノのような声をあげると、最後に子宮の入り口を指先でこねくりまわすようにしながら絶頂に達し、昼間に猛暑の中で一所懸命作業をしていた自衛隊員とは別の理由で全身を汗まみれにしながらベッドに突っ伏した。

 翌日、清美は屈折したモヤモヤを感じながら、再び自衛隊員の作業現場に向かった。
 自衛隊員は、今日も猛暑の中で額に大粒の汗を浮き上がらせながら、土砂を採掘していた。
 清美はスコップで穴を掘る自衛隊員のたくましい腕を見ると、昨夜の妄想がよみがえって来た。
 「そんなところに穴を掘って…」清美が話し掛けたが、自衛隊員は「バカに構っている暇は無い」と無視した。
 清美は「そんなところに穴を掘っているより、私の穴を掘って!」と言いたかったのだ。
 無視された清美は、生理前のイライラと昨夜の妄想で股間を濡らしていた。
 しかし、自衛隊員は清美のような口先だけで「平和、平和」と念仏を唱えていればいいような無責任な立場に居られなかったため、清美を無視して、道路整備などの環境整備を行うための現実的な作業を続けた。
 無視された形となった清美は、あまりの怒りと屈辱のために発情した。
ブタ箱入り希望♪
バカバカしい!帰る!つづきも読んじゃう!

この話とは無関係(笑)ですが、強く推薦する本→ ああ、堂々の自衛隊/宮嶋 茂樹 (著)

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